こんなお悩みはありませんか?  おもちゃを買っても子どもが遊ばなくてもったいない… 遊んでもすぐに飽きてしまう… どんなおもちゃがいいのかわからない… 子どもを持つ親の悩みはどのご家庭でも共通じゃないでしょうか。そこで今回は、保育園がおもちゃを選ぶときの考え方についてご紹介いたします。

おもちゃの選び方~子どもにとっておもちゃとは?

 こんなお悩みはありませんか?

  • おもちゃを買っても子どもが遊ばなくてもったいない…
  • 遊んでもすぐに飽きてしまう…
  • どんなおもちゃがいいのかわからない…

 子どもを持つ親の悩みはどのご家庭でも共通じゃないでしょうか。そこで今回は、保育園がおもちゃを選ぶときの考え方についてご紹介いたします。

 先に結論を言ってしまうと、

子どもの成長・発達に合わせておもちゃを選ぶ

 ただし、覚えようとするのは大変です。子どもの気分や興味・関心には個人差がありますので、あくまでも考え方を参考にしてみてください。

おもちゃの選び方のコツを知ると

 これからご紹介するおもちゃ選びの考え方を参考にすると、子どもがおもちゃで遊ぶ時間が今よりも多くなるかもしれません。

 子どもにとっていいことですね。

 親にとっても、

  • 子どもがおもちゃに集中している間、少しでも自分の時間が持てるかも
  • 買うおもちゃを減らせるかも
  • 家計の負担を減らせるかも

 こんなメリットがあるかもしれません。

そもそも、おもちゃって必要なの?

 おもちゃは子どもにとっていいと言いましたが、そもそもおもちゃって子どもに必要なのでしょうか?

 「子ども=おもちゃ」が当たり前すぎて、考えないですよね。

 子どもにとっておもちゃとは何でしょう?

子どもにとって「遊び」とは?

 おもちゃは遊ぶものですが、子どもにとって「遊び」とは何でしょう?

 「遊び」というと、大人は「勉強」の反対の意味をイメージしますが、子どもは遊びを通して知らない世界を探索しているといわれます。

子どもにとって「遊び」とは「学び」

 子どもって、何度も同じことを繰り返しますよね。まるで大人が実験・失敗を繰り返しながら研究しているようなものなのです。

 同じことを繰り返しながら、遊びに夢中になっているときに五感は刺激されます。

 子どもにとって遊びとは学びで、子どもの成長を助けるのです。

なぜ、発達の理解が必要なの?

 ではなぜ、おもちゃ選びに子どもの発達の理解が必要なのでしょうか?

 発達には段階があります。

 発達心理学を研究したロシアの心理学者に、ヴィゴツキーという人がいます。保育や教育の現場など、子どもに関わる発達心理学において最も重要な理論を提唱した一人です。

 彼は「子どもはなぜ遊ぶのか」を研究していました。

 やがて彼は気づいたそうです。

“子どもが成長するには、遊ぶことがなくてはならない活動だ”

 そして、

“遊びとは、子どもたちが、自分の能力の最近接領域の獲得のために活動するものなのだ”

 と言いました。

 最近接領域、難しい言葉がでてきましたが、

 最近接領域とは、今出来ることの次の段階ということです。ひとりでは出来ないけど、少し助けがあれば出来ることです。

 子どもは、寝返りから急に走り出したりしません。寝返りから、座る、ハイハイをして、つたい歩き、そして少しずつ歩けるようになり、しっかり歩くようになります。

 手指の動きも、はじめは手のひら全体で握るだけ、そしてつまむ、やがて、叩いたりひねったりするようになります。

 最近接領域の獲得とは、子どもたちが次の成長段階に進むときに「遊び」という方法を使って自ら成長していくこと、と彼は言うのです。

 このような考えから保育の現場では、子どもが遊びに集中できるよう、成長・発達の段階に合わせておもちゃを選んでいます。

おもちゃの選び方のポイント

 では実際に、おもちゃを選ぶときどうしたらよいのでしょう。

 みなさんは子どものおもちゃを選ぶとき、何を基準におもちゃを選んでいますか?

  • デザイン
  • キャラクターもの
  • 対象年齢

 これらを確認して、何となく選んでいる場合がほとんどではないでしょうか。

 特に対象年齢を参考にしておけば、大きなまちがいは無いだろうと思ってしまいますね。

 まちがいではありません。

 対象年齢は安全性も基準にして決められていますので、特に乳児など、子どもが小さいうちは対象年齢を守ったほうがよいでしょう。

 しかし対象年齢はあくまでも目安で、たいてい「◯歳以上」としか記載されていません。

 次からは、実際に保育園が行っている子どもの年齢・発達に合わせたおもちゃの選び方の例についてご紹介していきます。

発達段階に応じたおもちゃ選び方の例

 例えば、乳児に靴ひもを結んでと言ってもできません。

 同じように、1歳の子どもに3歳以上を対象にしたおもちゃを選んでも、子どもはなかなか遊べません。3歳の子どもと1歳の子どもでは、手指の動きが違うのです。子どもの手指の動きには、発達に応じてできる動きが変わってきます。

おおむね6か月未満

 生まれたばかりの赤ちゃんは、大人が指をそっと差し出すと、強い力で握ってきます。反射的に握ってきます。

 この時期は、握って遊ぶおもちゃがいいでしょう。

振ると3つの玉が軽やかに音を立てます。持ち手の形状がとても握りやすいです。それもそのはず、日本の乳児の手に合わせて開発されたものです。ニキティキの名前が取り入れられているのは、その証しともいえます。
ティキ

 手触りがいいものや音がするものは、聴覚や他の感覚を刺激します。 握り、見つめ、舐め、五感を使って、少しずつ自分の行動とその作用を理解していきます。

 やがて、自分からおもちゃに手を伸ばすようになっていきます。よく赤ちゃんの顔の上におもちゃがぶら下がっているのがありますね。この時期に使うといいでしょう。

 シンプルで安定感のあるデザイン。ベビージムにはガラガラが付属しているものが多いのですが、これは付いていません。子どもの興味や成長に合わせて、好きなものをぶら下げることができます。

ベビートレーナー

 

おおむね6か月から1歳3か月未満

 この頃には、お座り、はう、立つ、つたい歩き、というように運動機能が発達します。

 また手先も、つまむ、ひっぱる、たたく、振る、転がす、出し入れする、などいろいろな動きが出来るようになります。

葡萄をイメージして作られた木のガラガラ。白木の軸の周りに赤・青・黄・緑・オレンジの五色の玉がぶら下がった美しい色の組み合わせ、丸みを帯びた優しいフォルム。ネフ社のベビートーイの中で、一番人気があるのもうなづけます。

振る遊び

作者クリペレール氏は、”断面が円になるもの同士を接続し、回して、形が変化するのを愉しむおもちゃ”を作るのがこだわりです。そこから生まれたのがこの『ジュバ』です。  球って、ホラ、どこを切っても断面が円になるでしょ?それをつないでいるだけなんですが、いろいろ動かしていくうちに、微妙に表情が変化していくのが愉しい。絵本の”はらぺこあおむし”を思いうかべる人も多いでしょう。  ご注文・サポート お申込み(料金プラン) 交換のご注文 はじめての方へ よくあるご質問 お問い合わせ About Us 会社概要 WithToyについて カタログ Information 特定商取引法に基づく表記 プライバシーポリシー 利用規約 決済方法 © 2024, WithToy

ひねる遊び

 この時期に、いろんな動きが出来るようになった手指で自分の周りの世界を知ろうとしていきます。

おおむね1歳3か月から2歳未満

 この時期は、歩きはじめ、手を使い、言葉を話すようになります。

 この頃の手指の動きの特徴は、道具を使い始めることです。ノックアウトボールはハンマーで叩くおもちゃです。

 「あちこちたたくのはいけませんが、ここはたたいていいからね」と教えてあげると、子どもは夢中になって何度も繰り返します。

 

 

木のハンマーでボールを叩くと、コトンゴロゴロと音がして下の穴からボールが転がり出てきます。小さな力でも玉を落とすことができるうえ、ボールの転がる過程が面白いので、叩き始めの子供に向いています。叩く楽しさを知り始めた子どもに向かって「叩いちゃいけません!」と言う代わりにぜひどうぞ。

ノックアウトボール

 慣れてきて叩く位置を調整できるようになってきたら、ハンマートイがいいでしょう。叩きおわったら、ひっくり返してまた叩き始めます。

ひたすらたたく遊び道具ハンマートーイです。 附属のハンマーでたたくと棒(ペグ)が板の表面まで入ります。本体をひっくり返すとまた同じようにたたくことができるので、何度も繰り返して遊べます。 ペグは叩いただけでは抜けてしまわないなので紛失しにくいです。

ハンマートイ

  また、この時期のおもちゃとして「型はめ」もいいでしょう。

小さな頃は中身の木片の型だけを、両手に持ってカチカチ打ったり(両手の協応)して遊びます。まだ、形を認識してない頃もチェーンリングの繋げたものをそばに置いておくと、ツルツルと中に入れるのが好きです。プラステンをそばに置いて、円盤のコマを摘まみ、真ん中の穴から落とすことも意外と早くからできます。お試しください。

ポストボックス

 形が偶然合って穴に入ることから、形に気づいていきます。手を動かしながら、発見を楽しみ何度も繰り返しながら、形を感覚として理解していきます。

おおむね2歳

 この時期は、歩く、走る、跳ぶ、などの基本的な運動機能が備わり活動範囲が広くなります。指先の機能も発達し、出来ることがとても多くなるので遊びの種類が増えてきます。

 自立心が芽生えてくる時期でもあり、何でも自分でやろうとします。

 両手の手首をひねって連結していくおもちゃのロンディは、この時期がいいでしょう。手首の回転ができるようになると、食事のときスプーンを上手に使えるようになります。

円盤の切り込みどうしをかみ合わせて、色々な形を作る楽しい造形遊びです。柔らかいプラスチックでできていて、かみ合わせたり、外したりも容易です。  大きさは2種類(小、大)ありますが、形はすべて円、というのも面白いですね。小と大は混ぜて遊ぶことも可能です。幾何学的な造形だけでなく、絵本に登場するキャラクターなども工夫次第で作れます。

ロンディ

 ロンディは初歩的な構成遊びのおもちゃです。

 構成遊びとは、積み木のように組み立てていく遊びです。2歳前後の遊びの特徴として、この頃から、おもちゃなどを何かに見立てる象徴機能が発達していきます。

 またこの時期の特徴として、利き手が決まりだします。ひもを通す遊びは、役割の違う利き手と反利き手を連動させて、さらに細かい動作のため目と手の連携が必要です。

シンプルな形が美しいひも通しです。最初は、「ひもを通すこと」自体が楽しいので、模様や色もぐちゃぐちゃかもしれませんが、徐々に模様や色の規則性が生まれ秩序感が感じられるようになるでしょう。

ひも通しポニー

 ひも通しポニーは、この時期のおもちゃとしていいでしょう。

 その他、型はめ遊びだと型が左右非対称のもの、スナップはめの遊び、ボタンかけの遊びなど、手指の動きに合わせて遊びが高度になっていきます。

おおむね3歳

 この時期は、基本的な運動機能が伸び、食事・トイレ・服の着替えなどはほぼ自分でできるようになります。そして自立心がさらに育ち「何でも自分でできる」と強く主張する時期でもあります。

 友だちとの関わりも多くなりますが、実際は、隣の友だちの遊びを真似したりして、それぞれが一人で楽しむといった遊び方(平行遊び)をします。

 この頃は、ステッキ遊びもいいでしょう。

手を使って楽しく遊ぶことを通して数や量の観念を身体で理解していくおもちゃの一例です。 ステッキ遊びは集中力や、数、量、色、形を認識する力を育てる遊具として ドイツの幼稚園で広く普及しています。 でも先ずは楽しく好きなように遊ばせてあげて…! 規則性をもってペグをさしていくと、色の綺麗な素敵なパターンが出来上がります。  『5X5』は木製のパーツ。木の温かみが感じられます。

ステッキ遊び

 つまむ遊びに加えて、やがて自然と色をそろえるようになっていきます。

 つまむ遊び、色をそろえる要素があるおもちゃが発展したものに、アキシモやリモーザもいいでしょう。

パーツの直径が1cmと小さいので、細かいモチーフ作りが可能です。 プラスチックのフレームをスタンドに差し込み、パーツを上から入れていきます。 完成の絵を頭に描きながら下から順々に作るのがコツ。 セットにはパターン例が付きます。 まずはこのパターンを見ながら挑戦してみましょう。 慣れてくると自分の思い描いたモチーフを作ったり、フレームを2つ以上横に並べて大きなモチーフを作ったりすることもできます。 フレームには15列と10列の2種類、パーツは10色アソート、表裏が同色で固定されています。

アキシモ

柔らかいプラスチックのプレートの上に、ボタン型のパーツを押さえるようにはめて模様を作るモザイク遊びです。プチプチとはまっていく感触が心地よく、子どもたちは飽きずに取り組みます。パーツは簡単にプレートに固定されるので、作業を心地よく進められます。作った絵が途中で壊れてしまう心配もありません。もちろん、パーツをプレートからはずすのも簡単。子どもたちはリモーザで遊ぶのが大好きです。

リモーザ

 これらのおもちゃは、今までよりもピースが小さく細かい動作が必要で、数が多いので色をそろえる遊びとしてこの時期に合っています。

 そして集中して遊ぶことを経験することが、これから友だち同士で遊ぶための土台となっていきます。

おおむね4歳

 この時期は、全身のバランスを取る能力が発達し、体の動きがうまくなってきます。

 仲間とのつながりが強くなる一方で、けんかも多くなります。そんな中でルールの大切さに気づき、守ろうとします。

 また、感情・想像力が豊かになり、相手の気持ちを想像して、ときには自分の気持を抑えたりと、我慢することを覚えます。

 この頃から、ルールのある遊びとしてボードゲームなどもいいでしょう。2人から遊べるものから、たくさん種類があります。

2歳から遊べる初めてのカードゲーム 2~3歳の子は必ず大人と一緒に遊んでください 子どもと遊ぶ最初のゲームにオススメ。めくった山札の色の手元のカードを裏返します。5枚全部が裏返ったら負け。「おかあさんカード」が出たら助けてくれます。偶然がものをいうので、小さな子でも勝てます。

バルーンズ

子やぎは何匹かくれているかな? 楽しく遊べる記憶ゲームです。最初は、どのお皿にも子やぎは5匹います。でもゲームが進むにつれて、子やぎの数が減ってきます。ここは3匹、となりは2匹、あっちは0匹…。どこに何匹いるかよく覚えて下さいね。 最初は当てるのは簡単ですが、ゲームが進むにつれて、当てるのが難しくなってきくるのが面白い。 記憶ゲームですが、ガチガチではなく、和やかな雰囲気を持っています。

子やぎのかくれんぼ

 はじめのうちは、集中力を持続させるためゲーム時間が短めのものを選ぶといいでしょう。

 この時期に、子どもが集中して遊ぶおもちゃにプリズモがあります。

硬質プラスチックでできたプリズモは、ドイツの幼稚園で広く普及しているおもちゃです。正三角形のパーツを六角形のボードの中に並べて模様を作ります。  幾何学模様を作り上げる工夫と、出来上がるまでの段階を楽しみます。また、パーツを裏面にして入れると、立体感のあるひと味違った模様ができます。  パーツは大小2種類、ボードも大小2種類あり、すべてを混ぜて遊ぶこともできます。  コマ遊びにも発展させることができます。

プリズモ

 

 小さなピースを好きなように並べてコマを作っていきます。並べ方によって、コマを回したときの色がどんな色になるか楽しみもあります。

 コマを回すには指の動きにコツがいります。

おおむね5歳から6歳

 この時期は、基本的な生活習慣が身につき、運動機能はますます伸びて、喜んで体を動かします。

 仲間と集団で遊ぶことが増えてきて、自分たちで遊び方や決まりを作ることもします。やがて役割分担を自分たちで決めてごっこ遊びなども楽しみます。

 そして指先はさらに細かい動きができるようになり、やがてリボン結びもできるようになるなど、日常生活に必要なことはだいたい出来るようになります。

 小さなモデルを同時に作ってジオラマが作れたり、口がぱくぱく動いたり、楽しいテクニックが満載!初めてのLaQにぴったりのセットです。 14種類のモデルに組み替えられる作り方の本1冊入り。  想像力が広がり、構成遊びで思い思いの表現を楽しみます。

ラキュー

 ラキューは、小さな五角形や六角形のピースを組み合わせて、立体的なものを作ることが出来ます。この頃から思考力が芽生えはじめ、色々なものを表現し、創造的な作品ができあがります。

アイロンビーズは、これまでのおもちゃと比べてもっともピースが小さいものです。できあがったものは、ごっこ遊びの道具にもしたりして遊びます。

アイロンビーズ

 アイロンビーズは、これまでのおもちゃと比べてもっともピースが小さいものです。できあがったものは、ごっこ遊びの道具にもしたりして遊びます。

おもちゃをレンタルする

 さて、いかがだったでしょうか。

 保育園でのおもちゃの選び方の例をご紹介してきましたが、なかなか発達の段階を理解するのが難しいという方には、おもちゃのレンタルサービスがあります。

 「WithToy」のサービスの特徴は、

  • 年齢、発達に合わせておもちゃを選んでくれる
  • 定期的に交換できる
  • 毎月の料金は定額制
  • 気に入ったおもちゃは、購入も可能

 仕事や家事に忙しくて、おもちゃを選んでる時間がないご家庭にもおすすめです。

 また、おもちゃの収納・処分に困ることがなく、きちんと殺菌・消毒もしているので安心です。

 ぜひ試してみてください。

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