ぶたたぬききつねねこ

ユーモアたっぷりのイラストとしりとりで展開される物語が特徴です。物語は静かな朝の「おひさま」から始まり、「まど」、「どあ」と続きますが、突然「ねぼけた顔のあほうどり」が登場し、読者に驚きを与えます。その後も「りんご」、「ごりら」、「らっぱ」と子どもたちに親しみのある単語が次々と登場し、イラストによって笑いを誘います。

特に、「ごりら」が吹くラッパから「ぱいなっぷる」が飛び出すシーンは、遊び心が詰まった楽しい場面です。最後には、「ぶた」、「たぬき」、「きつね」、「ねこ」が揃い、おそろいのコートを着て登場し、どこかへ出かける様子が描かれます。子どもたちと一緒に声を出しながら読むと、より一層楽しめる一冊です。