ぼくがラーメンたべてるとき
ぼくがラーメンたべてるとき
- 作 :長谷川 義史
- 出版社 :教育画劇
- 出版年 :2007年
- 対象年齢:5歳~
主人公の「ぼく」がラーメンを食べているときに、地球の裏側で何が起こっているのかを考える内容です。物語は、世界の子どもたちが遊んでいる様子、働いている様子、倒れている様子などを描写し、平和と子どもの人権についてのメッセージを伝えます。
この絵本は一見楽しい雰囲気を持っているように見えますが、その実、重いテーマを扱っています。ラーメンを食べるという身近な行為を通じて、読者に遠くの国の現実を考えさせ、平和の大切さを感じさせる内容となっています。
小さい子どもには少し難しいテーマかもしれませんが、小学校高学年以上の子どもや中高生には、感想文を書くなどの形で考えを深めてもらうことができます。親子でこの本を読み、世界の現実について話し合う時間を持つことも推奨されます。世界平和や子どもの人権について考えるきっかけとして、非常に意義深い一冊です。